「政治的に正しい人々」 デザイナーズノート


 まず最初に。このゲームは、ゲームサークル・アスガルドさんの「ゲーム製作支援サービス」による全面的なテストプレイのご協力をいただきました。改めまして感謝したいと思います。

 今回は、最初から「交渉あり」のゲームを作ろうという目的があった。でもこのゲームの元アイデアが「ストリートバンドとグルーピー」という関係だったとは誰も思うまい(苦笑)。このストリートバンドってアイデアはずーーーーーっと暖めてるやつなので、いつかは陽の目を見させたいと思っている。基本アイデアはあるんだけど、うまくまとまらないんだよなー。

 交渉もののゲームのありがたいところは、ゲームバランスが「勝手に取れてしまう」ことにある。極端に情勢がひっくり返るギミックや、走り出したらどうやっても止められない部分にだけ注意していれば、あとはプレイヤーが勝手にバランスを取ってくれるので、デザイン上は楽。

 問題は、交渉ものの常として、どうしてもゲームが重くなる。普段の奇跡家の芸風からすれば、ちょっといただけない気がしないでもない。で、上記アスガルドさんの進言もあり、このゲームから「奇跡家MANIAX」のレーベルを作ることにした。ややゲームマニア向けの重めのゲームには、今後はこのレーベルがつくことになる。まあ、作者の好みもあるんで、そんなに増えないとは思うけどね :P


←戻る